<ソフトバンク10-3楽天>◇20日◇北九州
ソフトバンクの守護神・馬原孝浩投手(29)が、完全復調に向けて今季初のハイタッチだ。草野を空振り三振に仕留めると、マウンドでナインと勝利の喜びを分かち合った。大量8点リードの中、1回を投げて1安打1失点。アウト3つは、すべて空振り三振。ただ、自らの暴投などで、抑え転向後初の4試合連続失点を記録し、怒りがこみあげていたのかもしれない。ストッパーとして、どんな状況でも走者生還が許せないのかもしれない。登板直後の馬原は顔を上気させ、移動バスに乗り込んだ。
馬原
いやあ、気合が足りないです。
前日まで感情を内に秘めるように振り返っていたのとは対照的。感情の発露が、背番号14の復調を物語っているようでもあった。
原点の投球でもあった。リリーフを任された05年。最も際だっていたのは外角直球の力強さと、真っ向勝負にひるまない精神力。この日は先頭の岩村をオール直球で3球三振。次打者鉄平に右前安打されるまで、9球連続で直球勝負だった。23球のうち、15球が真っすぐだ。
秋山監督
悪くなかった。気持ちが入っていた。気持ちの問題というところもある。(3点リードの状況でも)そのまま(馬原)だよ。だって、決まってるんだから。
落ちないと苦しんでいたフォークでも代打枡田から空振り三振を奪った。あとは、今季初セーブを挙げるだけだ。【松井周治】



