2枚看板をぶつけて首位奪取を狙う。日本ハムは、今日26日から始まるソフトバンク2連戦(札幌ドーム)の2戦目に、先発ローテーションを変更して武田勝投手(32)を起用することが25日、わかった。今日26日はダルビッシュ有投手(24)がローテ通り先発。そして、昨季までソフトバンクに通算15勝を誇る鷹キラー武田勝で首位の座を奪い返す。

 0・5差で迎える首位攻防戦。開幕して間もないが、覇権奪回へ向け必勝を期すことになった。そこで、首脳陣が白羽の矢を立てたのが、開幕2連勝中の左腕エースだ。昨季、対ソフトバンク7試合で先発し5勝負けなし。防御率も1・07と相性の良さは抜群。順番通りなら29日西武戦だったが、ウルフと入れ替わる形で中5日のマウンドに上がる。

 初戦を任されるダルビッシュも準備は万端だ。この日、札幌市内の室内練習場で約30分間、ランニングとダッシュを行い、和田との開幕投手対決に備えた。「強力打線なので、この前と同じく低めに集めていきたいです」。左右の両エースが、チームを再び単独首位へ導く。