<日本ハム3-2ソフトバンク>◇26日◇札幌ドーム

 白星が、遠すぎる…。ソフトバンク和田毅投手(30)が、今季初黒星を喫した。日本ハム戦(札幌ドーム)に先発し8回3失点。先発としての役割を十分果たしながらも、開幕から3戦勝ちなしとなった。シーズン初登板から3試合白星なしは、プロ9年目で最長。チームの連勝は4で止まり、首位から陥落した。

 130球の力投も、実らなかった。9回表に味方打線が3者凡退に打ち取られると、和田が敗戦の責任を一身に背負い込んだ。

 和田

 抑えるべきところで抑えないと、こうなります。

 今季初勝利を目指し、ダルビッシュと互角に投げ合った。だが、本人も認めるように、抑えるべきところで抑えられなかった。

 ◆1失点目

 味方がダルビッシュを攻略し、先制点を奪った直後の4回裏。先頭の陽岱鋼に、初球の低めスライダーを左翼席に運ばれた。そうそう得点は見込めない相手エースから先制点を奪った直後だっただけに、ショックは1失点以上のものがあった。

 高山投手コーチ

 本人も失投だと思っているでしょう。ボールから入る意識が少なかった。

 ◆2失点目

 1-1で迎えた6回裏。再び先頭打者となった陽岱鋼と対峙(たいじ)したが、右前打を浴び無死から出塁を許した。1死後、4番小谷野に中前適時打。ダルビッシュとともに、1失点後は立ち直っていただけに、根比べに負ける形で勝ち越しを許した。

 ◆3失点目

 7回裏。中田に左前打を浴び、2イニング連続で、先頭に出塁を許した。2死後、田中にフルカウントから外角高めのスライダーを左翼へ適時二塁打。味方が8回に1点を返したこともあり、結果的に痛恨の3失点目となった。

 8回を投げ3失点。試合はつくった。だが初黒星を喫し、これで開幕から3試合白星なしとなった。初登板から3戦勝ちなしは、プロ9年目で初。登板3試合で防御率は2・25と十分の安定感は見せている。それでも求められているものが高い分、白星は自分で乗り越えてつかむしかない。

 高山投手コーチ

 開幕投手なので、当然相手もエースになる。我慢比べ。先発としての役目は果たしている。(白星は)遠くはない。

 和田の黒星でチームの連勝は4で止まり、首位から陥落した。和田だけでなく、杉内にもまだ白星がない状況。両エースが白星を稼がない限り、首位をぶっちぎることもリーグ連覇も簡単には見えてこない。【倉成孝史】