<阪神4-1ヤクルト>◇29日◇甲子園
阪神林威助外野手(32)が「代役6番」で輝いた。右肩の状態によって積極的休養をはさむ金本に代わり、6番左翼で先発。1点を追う4回2死二、三塁で、土俵際から巻き返した。143キロ、146キロと2球連続で内角直球を見逃し、2ストライクと追い込まれる。ここからが見せ場だ。
林威助
ポンポンと追い込まれて嫌な感じだったけど、3球目に賭けようという気持ちだった。ミーティングを思い出して。2ストライクからは縦の攻めが多くなると聞いていたし、そろそろフォークが来るんじゃないか、と思った。
読み勝ちだ。外角低めに沈むフォークをミート。ライナーで右中間に運んだ。逆転の2点二塁打。なかなか打線がつながらず、重苦しかった雰囲気をひと振りで打破した。
普段はどこにでもいる32歳。休日はたまった録画番組のチェックが楽しみだ。「治療に行って音楽を聴いて。録画したテレビを見たり、ですね。(音楽番組)『HEY!HEY!HEY!』とか月9ドラマとか…」。素朴なリラックス法で充電し、グラウンドでは1球に集中する。
開幕から好調をキープしながら出番は多くない。主に代打で、金本の休養日に合わせて週1回ペースで先発。この日が今季3試合目の先発。「チャンスが来たら何とかしたい」と燃えていた。今後も「代役6番」が結果を出し続ければ…。うれしい悩みは大歓迎。真弓監督も「そうなってくれればね」と期待した。【佐井陽介】




