<巨人4-3阪神>◇4日◇東京ドーム
ウソやろ~。3点のリードを守れず、真弓阪神が巨人にサヨナラ負けした。1点リードの8回に「トリプルK」の一角、小林宏投手(32)が同点を許す。9回は渡辺が無死一、三塁のピンチを招くと、迷わず藤川球児投手(30)を投入。しかし伏兵実松に、まさかのサヨナラ打を浴びた…。クレイグ・ブラゼル内野手(30)が1回に2戦連発を放ったまでは良かったが、その後は無得点。3戦目は岩田でやり返すで~。
伝説の3連発から一夜明けると、悪夢が待っていた。同点で迎えた9回無死一、三塁という絶体絶命のピンチで、首脳陣は藤川を投入。何度も奇跡を起こしてきた守護神も、巨人の勢いを止められなかった。実松の打球は左中間に弾み、敵地・東京ドームでは、06年8月1日以来となるサヨナラ負けを喫した。「あそこで取っておいても、もったいないだけ…」。敗戦を見届けた後、真弓監督はベンチ裏で悔しがった。
宿敵に大きなダメージを与えるためにも、逃げ切りたい展開だった。1点リードの6回に左腕榎田をリリーフに指名。「あの3枚にもう1枚加えたいというのもある。後ろに入れるのもいい」。指揮官は救援トリオの「KKK」に「E」を組み込む構想を打ち明けていた。新プランを試すには、絶好の機会。ルーキーは期待に応え、3人でピシャリ。久保田も続いた。
誤算は新戦力の小林宏だった。8回に先頭の坂本に初球をはじかれ中前打。ラミレスの内野安打で同点に追いつかれた。「坂本の初球は高かった。あれがすべてです」と悔やんだ。開幕から9試合目の登板で失点はこれで3度。8回という重要なポジションを任せるには、不安定な数字だ。それでも真弓監督は現時点で起用法を変える考えはなかった。
9回の継投も、先攻だけに守護神の藤川を冒頭から使えなかった。「まだイニングがあるという考え方だから」と真弓監督は説明した。東京ドームで巨人打線を相手に、1点リードを守るのは至難の業だ。得点シーンは1回の3点だけで、打線は追加点を挙げられなかった。回を追うごとに、流れは相手に傾き、逃げ切り失敗につながった。
これで再び借金は「1」。前日に快勝しても、勢いを持続できないのが、今のチーム状況だ。今日5日の巨人先発は沢村が予想される。プロ初勝利を献上しただけに、落ち込んでいる暇はない。【田口真一郎】



