<ソフトバンク10-1オリックス>◇10日◇福岡ヤフードーム
ソフトバンク和田毅投手(30)が、好投で今季2勝目をマークした。オリックスを相手に、7回3安打無失点。完封勝利を飾った前回3日の楽天戦に続き、この日もスコアボードに0を並べ、防御率1・35でリーグトップに躍り出た。
「今日はあまり球を操られず、前回みたいに気持ちよく投げられなかったけど丁寧に低めに投げようと心がけた。何とかゼロに抑えられた」。
リベンジのために、絶対に点は取られないと心に決めてマウンドに上がっていた。4月12日の開幕戦。オリックスを7回まで2安打無失点に抑えていたが、2点リードの8回にソロを被弾。9回1死からは同点ソロを浴びた。チームは継投で開幕戦を延長12回引き分けに持ち込み、試合後は一様に笑顔だったが和田1人だけ白い歯をこぼすことはなかった。視察した王会長からも「お疲れさま」と握手で労われたが「すみません」と深々と頭を下げた。
今回は調子の悪い中でも文句のない投球でチームの同率首位を守り、開幕戦の借りを返した。試合終了後には、この日プロ初安打を放った中村にウイニングボールをそっと手渡した。心優しき左腕が、連勝でようやく白星を先行させた。【倉成孝史】



