<楽天1-2阪神>◇29日◇Kスタ宮城

 楽天は先発川井貴志投手(34)を援護できなかった。初回に中村の適時打で先制したが、二、三塁からたたみかけることができない。「スミ1」のまま終盤に入り、7回2死から金本の一振りでひっくり返された。星野監督は「川井は完璧。よく投げた」とベテラン左腕にねぎらいの言葉。続けて「今日も、だな。走者を進めることもできない。つながらない。せっかくああいう形(サヨナラ)で勝ったのに、乗っていけない」と嘆き節だった。

 大量得点が望めないなら、問題点を丁寧に洗う必要がある。2番鉄平の打率1割台は非常事態。初回無死一塁で、初球を打ち上げ右飛では攻撃がしぼんでしまう。1番聖沢の猛打賞も生かせなかった。監督は「その話はするな」と封じる一方、鉄平自身は不調の原因を「分からない。コンディションはバッチリですが」と悩む。ベンチから強い制約をかける、岩村同様ファームに行きミニキャンプを張るなど方法は浮かぶが、好打者でありチームの主将である以上、メンタルを含めた復調に本腰を入れるべきだ。「ちょっとダメだ。形が悪すぎる」と心配げな田淵ヘッドを中心に、全力で取り組む必要がある。【宮下敬至】