楽天は17日、新監督に昨季までロッテ監督だった吉井理人氏(61)が就任すると発表した。63試合を消化して23勝39敗1分け、借金16で最下位に低迷。成績不振により10日から三木肇監督(49)が休養し、塩川達也ヘッドコーチ(43)が監督代行を務めていた。球界では異例となるシーズン途中での外部からの新監督招へい。同日に仙台市内で就任会見を行い、三木谷浩史オーナー(61)も同席した。
三木谷オーナーの冒頭のあいさつは以下の通り。
今回異例の監督就任ということで、その経緯とですね、今までの流れというのを少し説明させていただければという風に思っております。
ご存知の通り2004年にですね、楽天ゴールデンイーグルスは新球団として設立をいたしました。当時はですね、プロ野球の危機という中、新球団ということで、なかなか厳しい開始ではございましたけれども、本当に東北のファンの皆様を中心に支えていただいて、ここまで来れたのかなというふうに思っております。
その間、東日本大震災があったり、また2013年のですね、楽天イーグルスとしては優勝ということがあり、本当に大きなことを色々となし遂げてこれたのかなというふうに思っております。
その間ですね、野球・スポーツ一般的に大きな進化をしてきているのかなというふうに思っておりまして、残念ながらですね、近年はなかなか優勝争いというか、Aクラスに入れない状況が続いてきたのかなと思っております。
そして今年はですね、楽天イーグルス、単純に今年の成績を良くするという事だけではなくて、中長期的な戦略に基づいたですね、球団の様々な改革を行おうということで取り組んで参りました。
2軍の方ではですね、その成果が一定程度出ているというふうに思っておりますけれども、1軍の方はですね、なかなか結果が出ていないという状況になってしまっておりまして、オーナーとして責任を感じているところではあります。
とはいえですね、この一年、単純に今年の成績を追い求めるだけではなく、やはり今年の一試合一試合戦っていくということと共に、中長期的にですね、球団の方向性、また様々な改革をしないと、継続的なですね、強い球団は作れないというふうに考えており、今回、吉井さんに監督の就任をお願いすることになりました。
この間ですね、楽天イーグルスは野村克也さん、星野仙一さんというですね、球界を代表する監督を招聘し、彼らが築いてきたものは非常に大きいのかなというふうに思っておりますし、やはりですね、様々な形で球界、球団を強くする、自分の成績だけではなく、総合的に強くしていくためにはですね、やはり経験値の高い吉井さんで、新しいことに取り組んでいく人材が必要であるということで、当初からですね、我々は様々なリサーチをしておりまして、吉井さんにも非常に注目をしておりました。
今回異例の途中での監督就任ということで、まあダメもとと言ってもいいかもしれませんけれども、お会いさせていただいて、今のようなお話をさせていただいたところですね、火中の栗を拾うというような形だというふうに思うんですけども、ご就任いただけるとということになりました。
今回はですね、本当に一つ大きな節目というふうに考えておりまして、大変ですね、大きな役割、任務、責任ということを引き受けていただいたので、本当に感謝しております。
併せてですね、今回今まで指揮を執っていただいておりました三木さんにも、本当に感謝の意をお伝えしたいという風に思っておりますし、楽天イーグルス、今残念ながら今シーズンはなかなか苦戦している状況でありますけれども、残りのシーズンを全力で戦うと共にですね、今後の球団の、いわゆる継続的な力を上げていく、現場だけではなくてですね、組織的に上げていくということに、オーナーとしても全力で取り組んでいきたいというふうに思っております。どうもありがとうございました。
三木監督の休養、塩川コーチが監督代行を務めることが発表された10日に森井誠之球団社長(51)が「(塩川コーチは)あくまで代行ですので、今後何かあれば代わるかもしれませんけれど、今の段階で先のことは言えません」と話していたが、それから1週間後に吉井新監督が就任した。
吉井氏は日本ハム、ソフトバンク、ロッテ、日本代表で投手コーチを歴任。23年から昨季までの3年間、監督としてロッテを率いた。就任1年目が2位、翌年が3位と2年連続でAクラス入り。一方で昨年は8年ぶりの最下位に沈み、その責任をとる形で辞任していた。



