<広島0-1ソフトバンク>◇5日◇マツダスタジアム

 ソフトバンク小久保裕紀内野手(39)が、美技で摂津の初完封をアシストした。1点リードの9回裏。広島先頭の梵が放った強烈なライナー性の打球が、自身の右を襲った。チーム最年長39歳の主将は、全身を伸ばしダイビングキャッチ。超ファインプレーで、反撃の芽を摘んだ。

 小久保

 プロ一(プロ入り後一番のプレー)や。反応ドンピシャ。

 3回の守備でも、摂津を助けた。1死一塁の場面で、広島9番ジオが一塁前へ送りバントを試みた。これに猛然とチャージをかけると、迷うことなく素早く二塁へ送球。併殺で広島打線の勢いを封じた。

 小久保

 初球にこっち(一塁側)を狙っているのがわかったから準備していた。今日は守備の人でした。

 たとえ打てなくても、主将の集中力の高さが守り勝ちを呼んだ。自身は1安打を放ったが、チームは散発4安打。9イニング以上の試合で5安打に届かなかったのは今季初だが、適時打がなくても、きっちりと白星を重ねた。

 秋山監督

 こういう試合もあるんだな。守り勝ちだね。やっぱり守り勝ちは強いよ。

 打っても勝ち、守っても勝つ。主将小久保が引っ張るチームに、死角は見当たらない。【倉成孝史】