「幕張の大砲」が侍の4番を担う。「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」に出場する侍ジャパンが3日、ひなたサンマリンスタジアム(宮崎)で秋季キャンプをスタートさせた。井口資仁監督(51)はオーバーエージ枠の山口航輝外野手(26)を4番に指名した。今季は千葉移転後の球団シーズン最多となる38本塁打をマーク。覚醒した長距離砲が、その勢いのまま日本代表の主軸を務める。
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山口は、井口監督から打撃練習中に4番を伝えられた。「そこに向けてしっかりやってきましたし、本当にやってやるぞっていう気持ちが一番高いです」と力を込めた。一塁かDHでの出場が濃厚で、「守備は守らせられないってことだったんで、打撃で頑張りたい」と苦笑いしながらも、重責の重みをかみ締めた。井口監督も「基本的には、山口は4番になると思います。今年の活躍は素晴らしかったですし、十分にチームの主力になる力は彼にはある」と期待した。
山口は指揮官の言葉通り、練習初日から存在感を発揮した。同じくオーバーエージ枠の正木と同組で打撃練習を行い、お互い快音を連発。山口は31スイング中6本の柵越えで球場に駆けつけたファンを沸かせた。それでも「正木さんが隣で打ってたんで、ちょっと力入りました」と打撃練習後、チームメートの西川らと約30分間の“おかわり特打”。「特打では、自分の形を意識して、しっかり打てた」とうなずいた。
プロ1年目から4年間お世話になった恩師の下で大役を背負う。「本当に試合に出始められたのも井口監督のおかげですし、この世界入ったのも監督のおかげなんで、勝って恩返ししたい」と、4番起用を意気に感じた。
この日は、派手な金髪姿で球場入り。試合でもド派手な活躍を見せるつもりだ。「『それで入るの?』っていうのが、僕のホームランかなっていうのがあるので。低いライナーで東京ドームに突き刺したいと思います」と宣言。初めての代表入りで、活躍を誓った。【星夏穂】
○…ソフトバンク正木が井口監督の期待でさらに奮起した。前日2日に指揮官は打線のキーマンに指名。1番スタメンで起用する構想を明かした。今季は5月中旬から日本シリーズまで、1番打者として活躍。シーズンの初回先頭打者本塁打7本は球団史上最多だ。「ホークスでの1番を評価してくれたと思うし、その期待に応えられるように、同じように持ち味を出せるように頑張りたい」と燃えた。
◆オーバーエイジ枠 アジアプロ野球チャンピオンシップで規定されているルール。24歳以下か入団3年目までの選手以外に、29歳以下の選手を3名まで登録できる。今大会ではソフトバンク正木(26歳=5年目)ロッテ山口(26歳=8年目)広島辰見(25歳=4年目)の3人。ちなみに過去の2大会では、17年が又吉(中日)甲斐(ソフトバンク)山川(西武)、23年が田口(ヤクルト)今井(西武)坂倉(広島)が選出された。



