<広島2-17ソフトバンク>◇6日◇マツダスタジアム

 祭りだ、祭りだ、マツダで鷹祭りだ!

 ソフトバンクが、今季両リーグ最多17得点の猛攻で3連勝を飾った。6番松田宣浩内野手(28)が、10号2ランを含む3安打5打点と爆発。松田に引っ張られた打線は今季最多18安打で広島投手陣をめった打ちにした。44試合で両リーグ30勝一番乗り。南海時代の65年に38試合目で記録して以来、46年ぶりのスピード30勝で交流戦優勝マジックは5となった。

 まだ空に明るさの残る序盤に、松田が豪快な1発で試合を決めた。3点リードの3回表。2死三塁の場面で広島福井の外角高め直球を、左翼席上段に10号2ランをたたき込んだ。

 直前に5番多村が併殺打に倒れ、流れを失いかけたところでリードを5点とする貴重な1発。交流戦チーム防御率1・15を誇る投手陣にとって、5点あれば試合は決まったも同然。勝利を確信したナインにベンチで、手荒い祝福を受けた。

 松田

 昨日まで打線が湿りがちだったのでよかった。大量点でピッチャーを援護できてよかった。

 交流戦Vを目前に強力打線を活気づかせた。前日5日は散発4安打。自身も3試合連続無安打と元気がなかった。今季は2ストライクに追い込まれてからはバットを一握り短く持ち、3割近い打率をキープ。不調と見るや、この日は全打席で最初から一握り短く持った。

 松田

 初球から追い込まれている気持ちでいった。短く持ってコンパクトに振ってもボールは飛ぶんで。10号を1日でも早く打ちたかったんでよかった。

 自らが状況を考えそれを実践し、3安打5打点と爆発した。目標のシーズン30発へ、低反発の統一球に屈しない打法で挑んでいる。

 若きスラッガーに引っ張られるように、打線はお祭り騒ぎ。4回裏には4番小久保が3号3ラン。5回には投手の山田がプロ初安打を放つなど、打者一巡の猛攻で一挙6点を奪った。途中出場の福田も、レギュラー奪取へ向け2打席で2三塁打。打ちも打ったり、今季最多の18安打を放った。6回まで毎回得点し続け、今季両リーグ最多17得点の大勝に、指揮官の顔も緩みっぱなしだ。

 秋山監督

 よくつながったね。つながってピッチャーを助けた。

 摂津の好投と野手の好守で守り勝った試合の次は、自慢の強力打線が火を噴いて3連勝。両リーグ30勝一番乗り。44試合での到達は歴史的なスピードでもある。貯金を19に伸ばし、2年ぶりの交流戦優勝マジックは5となった。勢いは加速するばかりだ。【倉成孝史】