<広島2-17ソフトバンク>◇6日◇マツダスタジアム

 フルスイングした。ソフトバンク小久保裕紀内野手(39)が、試合を決める豪快な1発を見舞った。4点リードの4回1死一、三塁。広島今村から左翼席へ特大のアーチ。少し笑顔を見せながら、ゆっくりダイヤモンドを1周。序盤で大差をつける通算402号で鯉の息の根を止めた。

 「久しぶりの完璧な当たりでしたねえ。チームの状況も打線のつながりもよく押せ押せです」。

 1発を含む4安打3打点。4安打を放ったのは、5月3日楽天戦以来、今季2度目。本塁打は5月13日西武戦以来、18試合ぶりだった。5回に左前へ4本目の安打を放つと、大量リードしていることもあり、お役御免となった。

 「キャプテンなんかいらんくらいやね。チームはまとまっているし、そんな気をつかわんでええから」。

 マウンドに声をかけにいくタイミングを考え、投手が最大限に力を発揮できるように配慮する。謙遜するが、小久保の人望もホークスの強さの秘密だ。秋山監督も「状態いいしね」と信頼を置く。打率を3割2分8厘に上げた主砲が、無敵のタカをまとめあげる。【奈島宏樹】