ロッテは11日、千葉市教育委員会の後援を受けて「マリーンズ算数ドリル」を製作し、千葉市内の小学校全118校に無償配布すると発表した。選手やキャラクターを題材にした問題で、野球やチームに親しみを持ってもらう狙い。小1~6までの6種類を用意し、夏休みの教材として使用してもらう。サッカーでは川崎Fが同様の試みを行っているが、野球界では初。瀬戸山球団社長は「さまざまな活動で地域を盛り上げていきたい」と話した。

 チームを代表して小5用のドリルに挑戦した元銀行マンのルーキー小林敦投手(25)は、最初は小数の割り算に「やり方を忘れた」と手間取ったが、数字への強さを発揮して全問正解。「宿題はいつも慌ててやっていたけど、こんな楽しいなら計画的にできる。千葉の子供たちがうらやましい。僕のピッチングも満点でいきたい」と感心していた。【鈴木良一】