<ソフトバンク6-0ロッテ>◇24日◇福岡ヤフードーム

 不敗のMM弾で首位独走ダ!

 ソフトバンク松中信彦外野手(37)松田宣浩内野手(28)が、今季6度目のアベック弾だ。2回に松田が19号先制ソロを放つと、師匠の松中も負けじと11号3ラン。今季最多タイとなる1イニング6得点の攻撃でロッテに連勝。6連勝中の師弟コンビのアベック弾で、2位日本ハムとのゲーム差を4にした。

 不敗のMM弾に、序盤で本拠地のファンは勝利を確信した。2回。松田が、ロッテ大谷が投じた初球の高め直球を鋭く振り抜いた。左翼席へと突き刺さる先制の19号ソロ。16試合ぶりの1発で、一挙6得点と爆発する打線に点火した。

 松田

 久々にホームランが打てた。積極的にいけたのがよかった。

 リーグ2位の本塁打を放っているが、前日までは今季最長となる15試合ノーアーチだった。この日は、通常より約10グラム軽い890グラム前後のバットに変更。開幕からフル出場を続けており、疲労が出てもおかしくない時期だが少しのアイデアでスランプを脱した。101試合目でシーズン自己タイとなる19号。プロ入り後から目標とする30本塁打へ1歩前進した。

 そんな男の先制弾に、黙っていられなかったのが4番松中だ。松田の先制弾後、味方は2死から4連打。2死一、二塁で打席に入ると、大谷のスライダーを豪快に振り抜き右翼席中段へ運んだ。11号3ラン。入団後から昨季まで自主トレに帯同させていた愛弟子との今季6度目のアベック弾で、不敗神話を継続させた。

 松中

 (アベック弾は)たまたま。僕は僕で必死。今年一番ぐらいの当たりだった。

 入団以来ホークス一筋でチームを引っ張っているが、8年ぶりの日本一を狙う今季への意気込みは並々ならぬものがある。21日の試合後には通算100勝を達成した和田、同じく250盗塁の川崎、200盗塁の本多を福岡市内の飲食店で盛大に祝った。プレーだけでなくグラウンド外でもチームを盛り上げ、日本一への思いを1つにした。

 師匠に負けじと、松田も自身初の日本一に向けてチームを盛り上げる。17日のオリックス戦。本来は氷川きよしの「ズンドコ節」を使用する細川の登場曲を、ドラマ「マルモのおきて」の主題歌「マル・マル・モリ・モリ」に変更。直前の札幌ドームでの日本ハム3連戦で負け越し沈んでもおかしくなかったチームをうまく盛り上げてみせた。

 秋山監督

 松田の1発が効いたし2死から集中して連打で、松中の1発が効いた。

 日本ハムとのゲーム差を4に広げた2人のアベック弾を、笑顔でたたえた。今季そろい踏み弾は6戦全勝。無敵のMM砲が、チームを引っ張っていく。【倉成孝史】