阪神岩崎優投手(35)が30日、兵庫県西宮市の球団事務所で残留会見を行った。今季再取得したFA権は行使せず、新たに来季から2年契約。年俸は現状維持の2億円となった。
22年オフに国内FA権を行使して4年8億円で残留。円熟味の増す投球で今年も抑えとセットアッパーで11セーブ、19ホールド、防御率2・54とブルペンを支えた。球団初の6年連続の50試合登板も達成した。
「タイガースに必要とされていれば自分はそれでよかった。即決、即断でございます」と笑った。
今年はコンディションが整わない時期もあり、調子が上がらなかった。その状況下で工藤、木下が大ブレーク。CSでは神宮、木下、工藤が回をまたいでつなぐ極端な起用になった。頼もしさの一方、じくじたる思いで見つめていた。「工藤、木下に頼ってしまうような形だった。誰でも、どの場面も任せてもらえるようなブルペンになればいいと思うし、その中心に自分がいる必要がある。いられるようにしなきゃいけない。レベルの高いブルペン目指したいですね」。存在感を取り戻すことを目標に掲げた。
来年は「年男」だが、老け込むつもりはない。登板数には変わらず一番のこだわりを持つ。詳細は明かさなかったが、早くも新たなトレーニングに取り組み、技術的にも試したいことがあるという。
「また頼ってもらえるように、もっといい投球内容や数字を見せていかないといけない。(これまでは)抹消がなければ、例えば55試合以上はいく感じではいたけど、今年はそうはならなかった」と、3年ぶり6度目の60登板を自らに課した。藤川監督が「チームの心臓」という虎の最強ブルペン。リーダー岩崎は誰よりも意気盛んだ。【柏原誠】



