<広島4-0中日>◇4日◇マツダスタジアム
落合竜が今季19度目の0封負けを喫した。広島のエース前田健から今村、サファテのリレーに6安打無得点。完敗を見届けた落合監督はサングラスをかけたまま、表情を動かさずに言った。
「何か言わなきゃいけないようなゲームか?」
指揮官でなくとも、振り返りたくない内容だった。マエケンに対して初回1死二塁としたが、相性の良さから3番に抜てきした野本が二ゴロ、一、三塁となってからは5番和田が力ない中飛に倒れた。2回以降も数少ない得点機であと1本が出なかった。守備でもブランコの失策などで先発山内の足を引っ張るなど、最後までチグハグだった。
それでも、ただでは転ばないのが落合竜だ。0-4の7回から3番手としてマウンドに上がったのは、この日伊藤に代わって登録されたばかりの山井大介投手(33)だった。5月末に2軍落ちし、直後の練習で左足首を骨折した右腕が約3カ月ぶりに1軍マウンドに戻ってきた。
「自分の不注意でケガをして無駄な時間でした。きょうはストレートが低めにいっていた。これから投げる機会があれば、全力でいきます」
先頭石井への4球目に150キロを計測すると、力のある直球とスライダーを低めに集めて2イニングをパーフェクトに抑えた。あすからの巨人、横浜との本拠地6連戦で先発が予想される。好調ならば先発の軸となれる右腕の復帰は終盤戦への好材料だ。完封負けの悪夢を振り切り、新たな戦力とともに出直すしかない。【鈴木忠平】



