終盤戦は広瀬復帰で一丸態勢!!
18日の阪神戦で右手に死球を受けた広島広瀬純外野手(32)が20日、グラウンドでの本格的な練習を再開した。阪神戦(マツダスタジアム)は降雨中止になったが、キャッチボールなどを実施した。今日21日のヤクルト戦(神宮)から戦線復帰し、残り26試合をフル回転する。
曇天の本拠地で力強く投げ込んだ。広瀬が2日ぶりにグラウンドに姿を現す。全体練習開始前、東出を相手にキャッチボール。右手親指付け根あたりを巻く形でテーピング固定されていたが、回復ぶりは順調だ。外野でノックを受けるなど軽快に動く。これで戦線復帰にGOサインが出た。責任感の強い男は「痛みよりも気持ちです。試合に出る以上、痛みより気持ちです」と同じフレーズを繰り返した。
2軍降格の危機を乗り越えた。18日阪神戦(マツダスタジアム)の8回、福原の投げた内角球が右手を直撃。それでもフル出場したが、試合後に広島県内の病院で診察を受けていた。球場に帰ってきた際には「折れてはいないけど、良くはない」と話すなど症状は深刻だった。前日19日の阪神戦を欠場。回復度を確かめながらも、選手登録抹消のピンチも抱えていた。
この日は球団から「打撲部分に大きな損傷はないので状態を見ながらだが、テーピングでプレー可能」との診断結果が発表された。トレーナーによるテーピング処置は必要だが、プレーには支障がない。すでに室内練習場で打撃練習も再開しており、今日21日のヤクルト戦から戦線復帰する。
降雨で阪神戦が中止になったが回復をうながす意味で「恵みの雨」になった。3位巨人と遠く離れたが、追撃態勢を整えた。野村監督も「(広瀬は)大丈夫。チーム的に余裕がないから、みんなでやっていかないといけない。彼にとって今日の中止は良かったかな。動けるという報告で試合に使っていくつもりだった」と説明。21日は左腕のヤクルト加藤が先発予定で先発復帰する可能性も高い。
今季、開幕から3番を務めるなど打撃では勝負強さを誇る。守備面でも強肩が光る。攻守でチームのキーマンとして欠かせない。今年は右太もも裏を痛めて2度、2軍落ちを経験したが、はい上がってきた。不屈の男がシーズン佳境で全力を出し尽くす。【酒井俊作】



