<セCSファイナルステージ:中日2-1ヤクルト>◇第1戦◇2日◇ナゴヤドーム

 勢いに乗って名古屋に乗り込んだヤクルトが、鬼門ナゴヤドームにはじき返された。2点を追う8回1死一、三塁から福地の内野ゴロで挙げた1点止まり。これでシーズン中から同球場6連敗になった。対吉見は5連敗。小川淳司監督(54)は「チャンスで点が取れないと負ける。負けるべくして、負けていますよね」と嘆いた。

 CSファーストステージ3試合で10打数1安打と不調だった4番畠山は、2回に右前打を放ったが、その後は3打席凡退。6回1死一、二塁では左飛に倒れ、1点差に迫った直後の8回2死一塁では、初球に止めたバットにボールが当たり投ゴロ。初戦の結果次第では、スタメンから外す考えを示していた小川監督は「バッティングができていない。バットを振れるタイミングで、打ちにいっていないように見える」と厳しく言った。

 だが代役がいないのが、今のヤクルトの苦しさだ。4番候補のホワイトセルは2打数無安打。1点を追う9回2死一、二塁の同点のチャンスでは、カウント1ボールからあっけなく三塁ゴロに倒れた。小川監督は「ああいう内容じゃ…」と言い、伊勢総合コーチは「打線の組みようがない。ホワイトセルも出したら打たんし、考えます、宿題」とバスに乗り込んだ。

 初戦を落とし、0勝2敗からのスタートになった。CSファーストステージの巨人戦は先発陣を総動員して勝利。この日は、今季中継ぎも務めた増渕で、最多勝の中日吉見に挑んだ。打てずに負けたが、この敗戦は覚悟の上。そう割り切って、第2戦から戦っていくしかない。【前田祐輔】