プロ野球セ、パ両リーグは1日、今季最も活躍した選手を選出する最優秀選手(MVP)を発表し、パは移籍1年目で史上2人目の両リーグ首位打者となったソフトバンク内川聖一外野手が初受賞した。
ソフトバンクを日本一に導いたスラッガーが、主力選手のFA流出に泣くチームのけん引役を名乗り出た。内川はMVP受賞会見で、思いを言葉に乗せた。
内川
昨年FAで来た状況とは違うと思っている。もっと積極的に前に出る。前に向かっていくプレーをしていきたい。
川崎と和田がこの日、メジャー挑戦会見を行った。エース杉内も球団の査定法への不満を拭いきれず国内FA権を行使し、退団が確実視される。来季、大幅にメンバーが入れ替わることは必至。背番号を来季24から1に変更したのも、リーダー襲名への決意の表れだ。
内川
秋山監督の背負われた番号。チームを代表する番号。恥ずかしくない活躍をしたい。
ホークスにとって、欠かせない存在となった。横浜からFA移籍しての1年目。獲得交渉に乗り出してくれた王球団会長の「練習では120%体を使って振れ」との助言を胸に、自身の「練習ではタイミングを合わせるだけ」という調整法を今季変えた。打率3割3分8厘の活躍で首位打者を獲得しての日本一。移籍初年度でパMVPは81年江夏豊投手(日本ハム)以来5人目。セからパへ移籍した初年度になると、マニエル、江夏に続く3人目の快挙となる(別当の阪神は1リーグ時代)。それでも充実感に満たされているわけではない。
内川
全試合出ていないのが悔いが残る。日本一になるまではよかったが、初めて日本代表として(アジアシリーズで)負けた責任を感じている。すべてに満足して終わっていない。
主力選手のFA流出を乗り越え、2年連続日本一へ。全試合出場をノルマに、いばらの道を行く。【松井周治】




