FAで巨人への移籍が確実視されるソフトバンク杉内俊哉投手(31)が2日、宣言後初めて胸中を明かした。福岡県内で行われた「王讃会」ゴルフコンペと懇親パーティーに出席。獲得を正式表明した巨人のラブコールに対して「光栄です」と喜んだ。ただ、今後の進路については「フラット」を強調し、ソフトバンクを含め交渉を進めていく考えだ。

 杉内の表情は穏やかだった。11月29日の記者会見は代理人に任せ、沈黙してきた杉内が初めて公の場に出て胸の内を明かした。

 杉内

 必要とされているところでプレーしたい。残留も含めてフラットに考えたい。せっかくFA権を行使したのでゼロからの気持ちも強いし、今はドラフト前みたいなワクワクした気持ち。不安もあるんだけど。

 この日、巨人が正式に獲得を表明。原沢球団代表が杉内について「優勝に必要な選手」と語った。FA宣言直後から興味を示してきた巨人のラブコールは新聞報道などで見ていた。

 杉内

 すごく光栄です。新聞を見ると、僕もこういう選手になったんだと、FA宣言してから実感しています。巨人は王会長が成長してきた球団だし、伝統もあると思う。

 ラブコールを前向きに受け止めた。ソフトバンクは単年なら1億円増の4億5000万円、4年契約なら総額16億円を提示されたが成果重視の査定制度に納得がいかず、FA宣言した経緯がある。また、DeNAへの譲渡が正式に決定した横浜も興味を示しており「新しいチームだしうれしい」と話した。

 交渉を前に、杉内はあくまで「フラット」という考えを強調。ソフトバンク残留も選択肢には残っているという。秋山監督も電話で慰留。先月29日に行われた投手会ではチームメートから口々に「残ってくれ」と言われた。王球団会長からも慰留されている。

 杉内

 会長からも監督からも「残留のためにバックアップする」と言われてホッとしています。投手会ではみなさんの気持ちも伝わってきた。

 今後の交渉は代理人である酒井辰馬弁護士(45)に任せる。ソフトバンク、他球団とも代理人を通じて話を聞き、杉内本人は最後に同席する形を取る。

 杉内

 ホークスにも他球団にも失礼のないようになるべく早く決断したい。

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