日本ハム斎藤佑樹投手(23)が、来季の交流戦で打席に立つことを想定し、用具メーカーのミズノにバットを特注したことが22日、分かった。6勝6敗の今季は左脇腹痛で交流戦の出場はなかったが来季は打席に立つ機会もある。9日に行われた同社の会議の会場で巨人小笠原、阪神新井貴、ソフトバンク小久保らのバットを実際に手にして好感触を得たのが、中日井端のモデル。それを若干改良したものを注文した。

 用具担当者は「重さは890グラムほど。扱いやすい、アベレージタイプのバットです」と説明した。一般的に木製バットは、重さのポイントが先端に近いほど長距離打者向けで、斎藤が選んだのはそれが手前側にあるタイプ。打率3割超えを3度記録している好打者モデルのバットで、2年目のプロ初安打を目指す。