復活の太ももで、キャンプも開幕もロケットスタートだ!
阪神金本知憲外野手(43)が13日、広島市のジム「アスリート」で自主トレを行い、スクワットで今オフ最高値をたたき出した。充実のトレーニングにより太もも回りも全盛時以来の最高値66センチまで回復。キャンプ初日からフルパワーで動ける鉄人ボディーが仕上がった。
金本は意を決したように170キロの重りをはめたバーベルの下に体を入れた。鉄の棒が両肩でしなる。腰を沈めるとトレーニングパンツはパンパン。うなり声をあげながらスクワットを繰り返した。
明らかにふくれ上がった下半身は、43歳のものとは思えない。太もも回りが自己最高の66センチに達したことが判明した。07年秋、08年秋と左膝の手術を受けた影響もあり近年はサイズが上がっていなかった。
手術後は62~63センチ。昨年など通常のシーズンは63~64センチ。65センチになることすら、滅多になかった。66センチの太ももは、打率3割1分5厘、30本、30盗塁の「トリプルスリー」を達成した直後の01年1月以来で、11年ぶり。実はこれが自身の最高数値だ。4月で44歳を迎える大ベテランが全盛時に近いサイズを取り戻したこと自体、驚異的といえる。
この日のスクワットは8回を数えた。今月6日に記録した170キロ×6回を更新する、今オフ最高値をたたき出した。
「今まであまりできていなかったけど、このオフはたくさんできているからな。スクワットは今日で19日目。キャンプまでに22か23日までいく予定よ」
キャンプインギリギリまであと3~4回、スクワット実施日を設ける予定。オフ期間に23日もこなしたのは全盛時と同等かそれ以上ともいえる。鍛え上げたこの下半身があれば、沖縄・宜野座キャンプでもロケットスタートが可能だ。
ジムの平岡洋二代表がお墨付きを与えた。「順調すぎるくらい。去年のキャンプとは動きがまるで違ってくる。これなら最初からどんどんいけるよ」。
ここ数年のキャンプは左膝手術、右肩棘(きょく)上筋断裂の影響でスロースタートを強いられた。ここ2シーズンの不振を招いた右肩の状態も「今は70か80%だが100%に近づいている」と金本は自覚する。送球とバットスイングの不安もほぼ解消されている。トレーニングの状況と右肩の回復ぶりを見れば、ベテランあつかい、故障者あつかいなど無用だ。
外野争いはマートンのほか、柴田が台頭し、ルーキー伊藤隼が加入した。ただでポジションを与えられる状況ではないが、体さえ万全、そして全盛期に戻ったのなら-。大本命・金本が猛烈に加速しながら2月1日、沖縄に参上する。【柏原誠】



