<広島2-0巨人>◇5日◇マツダスタジアム

 慎重な言い回しをしながらも少しだけ胸を張った。広島野村謙二郎監督(45)は「地元で3つ勝てたのは大きいし、ファンも喜んでくれるでしょう」とほほえんだ。広島が本拠地開幕カードで3連勝したのは88年以来、24年ぶり。巨人相手の同一カード3連勝は07年以来、5年ぶりのことだ。2回まで続けて3者凡退に終わり、3回の攻撃前の円陣で同監督は選手にムチを入れた。「元気を出してバット振っていこう」。そのシンプルな一言から、会沢、堂林の若鯉が連打でチャンスをつくり、内海の暴投を誘って先制した。開幕カードで中日に2敗1分け。そのストレスを巨人相手に解消できたのは、チームにとっても大きかった。「選手にも自信になってほしい」。発展途上中のチームの成長を野村監督は実感していた。