西武石井一久投手(38)が、今日15日のオリックス戦から3試合限定で、ブルペン待機することが決まった。14日、雨のためオリックス戦(県営大宮)が中止。3日のロッテ戦、11日の楽天戦に続き、今季3度目の中止に、首脳陣は先発ローテーションを再編。今日15日の先発は順番通り涌井だが、この日、先発予定だった西口を16日の日本ハム戦(西武ドーム)に移し、牧田を17日の同戦に変更する。

 天候不良の影響で、開幕から度重なる先発ローテーションの再編。現状では涌井、西口、牧田、岸、石井の5人で回るが、登板間隔や実戦勘を考慮する中、浮上したのが、石井の限定リリーフだった。8日のソフトバンク戦以降、登板がなく、渡辺監督は「一久(石井)は日本ハムの2戦目(17日)まで、中(救援)に入ってもらうと思う」と明言。杉本投手コーチも「少し間隔があくからね」と説明した。

 過去の実績と実力からすれば、勝ちパターンでの短いイニングでの起用が有力視される。ブルペン待機後は、20日のロッテ戦(QVCマリン)で先発予定。仮に17日の日本ハム戦で登板すれば、中2日での先発マウンドになるが、石井は「目標はチームの勝利に貢献することなので、どんなシチュエーションであっても、チームの勝利に貢献できるように。老体にむち打って、頑張ります」と強い覚悟を示した。【久保賢吾】