巨人久保裕也投手(31)が、今月中に右肘靱帯の再建手術を受けることになった。18日、川崎市のジャイアンツ球場で原監督と原沢GMに報告し、了承を得た。通称トミー・ジョン手術と呼ばれる手術で一般的には全治まで約1年を要するため、今季中の復帰はなくなった。久保は昨年12月に股関節の手術を受けた。開幕1軍入りを果たし2試合に登板したが、右肘に痛みを訴え、4月6日に出場選手登録を外れていた。

 大きな決断を下した久保は、吹っ切れた様子だった。「キャッチボールで痛みが出る状態が変わらなかった。だったら完全に治そう、と手術を決めました。股関節の手術を含め、配慮いただいた球団には感謝しています。気持ちを折らず治療し、恩返ししたいです」と話した。原沢GMは「時間がかかってもしっかり治すことを目指し、頑張ってくれ、と伝えました」と、右腕の復活を願っていた。