<DeNA2-2ソフトバンク>◇5月31日◇北九州
ミスターゼロだ。ソフトバンク岡島秀樹投手(36)が完璧な火消しで9回引き分けに持ち込んだ。同点の8回、この回から登板した金無英がストライクが入らず連続四球で無死一、二塁のピンチをつくって降板。ここで出番となった。
送りバントの構えの6番石川は外角高め直球で捕邪飛、代打鶴岡は内角高め直球で遊ゴロに仕留めた。2死一、三塁で代打一輝を迎えると、1ボール2ストライクから一塁走者がスタートし、三塁走者が時間差で本盗を仕掛けてきたが、あわてずプレートを外し、本塁へ送球して走者を刺した。「あんなことやるんですね。野球人生で初めてでした。(以前もロッテ戦でやった作戦と聞き)セコいですね」と奇襲に驚いていた。
開幕から20試合、17回を投げ防御率は0・00。「アメリカでも19試合まではあったけれど、それを越えられて自分では納得の行く投球が出来ている」と本人も手応えを感じている。9ホールド目を挙げたセットアッパーに高山投手コーチは「よく頑張った。年齢も(36歳と)いっているんで、もう少し休ませたいんだが、嫌な顔せず投げてくれている」と奮闘ぶりを喜ぶ。
交流戦を3勝7敗2分けで折り返した。2試合制になった07年以降、9位に終わった07年の4勝8敗よりも勝ち星が少ない。打線は10試合連続ノーアーチと2リーグ分立後ワーストタイ記録と湿りっぱなし。明日ファルケンボーグが復帰する予定だが、中継ぎ陣も不安定。ますます岡島の左腕にかかる期待は大きくなる。【石橋隆雄】



