<中日3-2楽天>◇8日◇ナゴヤドーム
悔やまれる1敗だ。楽天は2-1の9回1死二塁、青山浩二投手(28)が中日和田に2ランを浴び、今季初のサヨナラ負けを喫した。守護神の2試合連続救援失敗は心配だが、1点リードで9回の守りに至る過程にも問題があった。失わずに済んだはずの失点。もっと取れたはずの得点。この2つを反省しなければいけない。
帰りのバスに足早に向かう星野仙一監督(65)の口から、ため息が漏れた。「あそこやな」。悔やまれるシーンが2つあった。
(1)防げた失点
2回に先制点を失った場面だ。1死満塁で、先発ヒメネスが中日谷繁に一、二塁間のゴロを打たせた。二塁銀次が捕球。だが二-遊-一の併殺で攻守交代、とはならなかった。なぜか、銀次は二塁ではなく一塁に送球。打者走者から2アウト目を奪ったが、一塁フェルナンデスが一塁走者平田を刺すため二塁に転送する間に、三塁走者が本塁生還。平田にタッチアウトで3アウトとなったが、併殺打ではないため得点が認められた。
銀次は「普通に(二塁ベースカバーの)ショートに投げていれば併殺だった。自分のミスです」と反省した。鈴木内野守備走塁コーチは「二塁ベースに投げて、4-6-3で一塁が間に合わず失点ならしょうがないんだが」と苦言。技術以前の判断ミスだけに、もったいなさ過ぎた。
(2)もっと取れた得点
8回に敵失で2-1と勝ち越した。なお、1死二、三塁。さらなる追加点の絶好のチャンスだったが、代打ガルシアが空振り三振に終わった。中日内野陣は前進守備を敷いており、ヒットゾーンは広がっていた。犠飛なら文句なしだが、たとえヒットでなくても、三塁走者は足の速い内村。たたきつければ得点になった可能性は高い。続く鉄平も空振り三振。バットに当てなければ、何も生まれるはずがなかった。
田淵ヘッドコーチは「最後の詰めがなあ」と悔やんだ。青山の被本塁打が一番の敗因ではある。ただ、詰めの前に、見逃せないポイントが散見された。貯金は再び最少の1。大型連敗はないが、先月16日の6連勝を最後に大型連勝もない原因がある。【古川真弥】



