西武石井一久投手(38)が、今季未勝利の菊池雄星投手(21)に飛躍へのアドバイスを贈った。自身も高卒で入団し、球界を代表する左腕に成長した経験則に基づき「まずは、自分の力を信じられるかどうか。その上で自分のスタイルを確立しなきゃいけない。僕も(ヤクルト時代に)野村監督にいろいろ教わったけど、(助言は)頭でっかちにならず、自分なりに吸収していけばいい」と並べた。高い潜在能力を持ちながら、発揮しきれない若武者に向けた金言だった。
「他人にはあまり興味がない」と話す左腕には、珍しい光景だった。菊池について聞かれ「コーチじゃないので」と1度は口を閉ざしたが、ハワイ自主トレをともにした“師匠”として、口を開いた。「せっかく1軍にいるんだから、何かをつかまないと」。
9日の投手練習では、岸とともに「ハワイ自主トレ組」で青空講義。菊池によれば「風を意識した方がいいんじゃないの」と西武ドームの特徴を把握した上での投球の必要性を説いたという。「1つでも多く吸収できれば」と真摯(しんし)に受け止めた菊池。金言が届いたかどうかは、今後のマウンドで証明される。【久保賢吾】



