<ソフトバンク2-0ロッテ>◇15日◇福岡ヤフードーム
わずか2安打、三塁すら踏ませなかった。4回、ロッテ根元の投ゴロが左スネを直撃したが動じない。ソフトバンク大隣憲司投手(27)は「外側の筋肉でよかった。投球には影響がなかった」と痛みに耐えながら、両リーグ最多となる3度目の完封勝利を飾った。
9回2死一塁から井口をストレートの四球で歩かせた。「1発のある井口さんに簡単にストライク取りに行って打たれるくらいなら腕振って投げようと。(次の)サブローさんできっちり修正できた」。相手の4番をストライク先行で追い込み、129キロの低めフォークで三ゴロに打ち取った。秋山監督も「最後はヒヤヒヤだったね。ナイスピッチングだよ。低めに集まっていた」と粘りを褒めた。
19歳の救世主に刺激を受けた。「武田がいい流れをつくってくれている。負けていられない」と前回に続き新人右腕の勝利の翌日に2勝を挙げた。初の球宴にも選出され、前半戦だけで7勝4敗、防御率1・88。杉内、和田が抜けた今季は左腕エースとなった。高山投手コーチは「1球1球の集中力が昨年とまったく違う。強くなりましたよ」と成長を認める。最大6あったチームの借金は2に。オールスターまでの残り3戦全勝で、貯金ターンすら現実味を帯びてきた。【石橋隆雄】



