<ソフトバンク2-1オリックス>◇16日◇福岡ヤフードーム

 ソフトバンクの新外国人テリー・ドイル投手(26=ホワイトソックス傘下3A)が、来日初登板初先発で初勝利を挙げた。オリックス先頭のスケールズにいきなり二塁打される立ち上がりも、4番李大浩を併殺でピンチを切り抜け、5回1失点。同点でマウンドを下りると、松中信彦外野手(38)のアーチで白星が転がってきた。

 「興奮するのは分かっていたんで、とにかく冷静にを心がけたよ」。満員3万8561人の中での初登板。メジャー経験はないだけに「今までの最大観衆は8000人だからね」。高ぶる気持ちを抑え、ツーシームと2種類のスライダーを勝負球に踏ん張った。秋山幸二監督(50)も「粘るところで粘れた」と評価。選手から米国の人気アニメキャラ「スポンジ・ボブ」と早々に愛称をもらい、和気あいあい。登板1試合で米国に帰った大物投手とは違う。数学の教員免許を持つまじめ助っ人が、愛されるデビューを飾った。