夢舞台でMAX更新だ!

 今日20日の「プロ野球マツダオールスターゲーム2012」第1戦(京セラドーム大阪)で全パの先発を務める日本ハム斎藤佑樹投手(24)が19日、自己最速の更新に自信を見せた。3イニングを任される予定で、初球は直球と決めている。早大時代の最速は150キロだが、プロ入り後は145キロ止まり。華やかな舞台のオープニングにふさわしく、持てる力のすべてを1球目に込める。

 佑ちゃんが、固い決意を胸に、全パ第1戦の先発マウンドへ上がる。2年連続2度目のオールスター出場。今年はファン投票による初の“トップ当選”でのメンバー入りだ。この日、第1戦が行われる大阪へ移動するため、東京駅に姿を見せ「今年は(昨年と)違う意味で緊張しています」と、背筋をピンと伸ばした。票を投じてくれたプロ野球ファンへ、感謝の思いを込めたパフォーマンスを-。口にしたのは「自己最速」への挑戦だった。

 斎藤

 初戦の先発で投げられるというのは、本当にうれしい。初球は真っすぐですね、やっぱり。自己最速を出したいです!

 短いイニングなので、飛ばしていきます。

 初球はストライクゾーンへの真っすぐと決めている。早大時代は150キロをマークしたが、プロ入り後は145キロが最速。ルーキーイヤーの昨年から、直球に重点を置いてフォーム固めに取り組んできた。常時、納得のストレートを投げる域には達していないが、ブルペンではコーチ陣が目を見張るほど、力強い球がいくようにもなってきた。経験済みのマウンドで、女房役にはシーズン中と同じ鶴岡が濃厚。自信は、ある。

 「打たれてもいいから思い切って投げてこい」という栗山監督や吉井投手コーチの言葉が、さらに背中を押してくれた。「シーズン中は打たれてもいい、とはならない。オールスターでしかできないことなので」と斎藤。予定では、任されるイニングは3回。「無事に3回を終えたいですね」と言ったものの、すぐに「どれだけ点を取られても」と訂正した。

 全セの先発は「憧れの投手の1人」という巨人杉内で、球宴で実現する初の投げ合いに、瞳を輝かせる。

 斎藤

 オールスターで投げ合うなんて、夢のような時間。たっぷり夢を見たいと思います。球場に来ている人だけでなく、テレビで見ている人にも『オールスターが始まったんだ』と期待を持ってもらえるような、印象づけられるようなプレーをしたい。

 夢がいっぱい詰まった投球で、夏の祭典のオープニングを華々しく飾ってみせる。【中島宙恵】