<ロッテ9-2ソフトバンク>◇27日◇QVCマリン
ソフトバンクが後半戦3連敗で、ついに自力優勝消滅に“王手”をかけた。秋山幸二監督(50)は右手のひらを上下にひらひらさせ「今年はジェットコースターだな。多いよな」と、浮き沈みの激しい星取りに顔をしかめた。首位ロッテ追撃のチャンスから一転、今日28日の試合に敗れると計算上は自力Vの可能性が消える。
5回に内川のソロで成瀬の無安打無得点を阻止し、1点差とした。その反撃ムードを大場翔太投手(27)が壊した。2四死球を与えた揚げ句、ホワイトセルに高めに浮いたカーブを右翼席へ軽々と運ばれた。指揮官は「もったいない。死球、四球で…」と勝敗を分けた3ラン被弾を苦々しく振り返った。
代打で3打席連続安打と好調だった李杜軒を2番、本多を今季初の9番と打線を組み替え、6回には2人のバットから1点を奪った。それだけに大場の被弾が痛い。ただし、2回に併殺を焦った李杜軒の二塁悪送球(記録は失策)や7回の中西の送りバント失敗など、流れを手放すようなミスも同居。秋山ジェットコースターが下降するのも自然な流れかもしれない。
7回に代打で左前打を放ち、満塁機をつくった小久保がナインを代表して言った。「まあ空気は重い。チャンスで1本が出ない。情けないけれど、ビッグルーキーにかけましょう」。黒星の許されない崖っぷち。デビューから2連勝のルーキー武田に連敗ストップの大役を託す。【押谷謙爾】
▼ソフトバンクは今日28日もロッテ戦に敗れると、自力優勝の可能性が消滅する。29日以降の試合に全勝しても93勝44敗7分けで、最終勝率6割7分8厘8毛。ロッテがソフトバンク戦残り10試合に全敗しても、他との対戦で全勝すれば91勝43敗10分けの6割7分9厘1毛となり、ソフトバンクを上回るため。




