中日岩瀬仁紀投手(37)が今日4日、左肩と左肘のMRI検査を受ける。今後の治療方針を決めるため、現状を正確に把握するのが狙い。2日に出場選手登録を抹消され、この日、ナゴヤ球場で2軍に合流。ボールを使った練習は行わず「違和感というよりも、しっくりこないというのはある。本当は(1軍で)やりながら治すのがいいんでしょうけど結果も出ていない。これ以上、チームに迷惑をかけられない」と話した。

 岩瀬の故障や不調による2軍落ちは02年6月以来。04年に抑えに定着してから初めてだった。これまでにも2軍落ちの危機はあったが、ギリギリで踏みとどまってきた。今回は自ら出場選手登録抹消を申し出ており、いかに深刻な状況であるかがうかがえる。

 昨季まで13年連続で50試合以上に登板し、今季もチーム最多の40試合に投げている。長い間、負担の大きなポジションを務めてきたことによる“勤続疲労”も否定できない。検査の結果は今シーズンだけではなく、今後の野球人生も左右しかねない。