2軍調整中の日本ハム斎藤佑樹投手(24)が21日、再昇格に向けてミニキャンプを開始した。千葉・鎌ケ谷での通常練習後に室内練習場で自主練習。ブルペンに入り、ネットに向かって約100球を投げ込んだ。「とことんやってやろうと思っています」。このネットスローは、課題のクイックモーションを体に覚えさせることが目的だ。「毎日やりますよ」。25日イースタン・リーグ、ヤクルト戦(鎌ケ谷)で先発予定だが、徹底的に投げ込んで投球フォームを固めるつもりだ。

 同時に内角への制球も磨く。ネットの前には赤いサンドバッグを左打席に置いて、打者に見立てた。「インコースをしっかり投げないといけないので」と今後も左右どちらかに置きながら投げ込む。捕手に向かって投げるのと比べ、「気を使わないので、そんなに疲れない」と投げ過ぎを気にする必要もない。通常の投球練習も行いながら、ネットスローは日課として取り入れていく予定。2軍でも結果が伴わず危機感も募っているが、地道にレベルアップを図っていく。