<オリックス7-1西武>◇26日◇京セラドーム大阪

 オリックスの連敗を3で止めたのは、推定年俸220万円の格安助っ人だった。イタリア出身のアレッサンドロ・マエストリ投手(27)が、プロ初の完投勝ち。最速149キロの直球とスライダー、チェンジアップを低めに集め、西武打線を4安打1失点に抑えた。「完投なんて、昨年12月のオーストラリアのウインターリーグ以来。本当にうれしい」と喜んだ。

 チームは「投壊現象」が続き、自力CS出場の可能性が消えている。21日・日本ハム戦は5回の1イニングで11失点。翌22日の同カードも6回の1イニングに6失点。この試合まで6試合の1試合平均失点は9。金子、西、井川、寺原が出場選手登録を抹消され、巻き返しへの材料が見えていなかった。

 マエストリの強みは、重苦しさを吹き飛ばす明るい性格だ。今季所属した四国ILplus香川で覚えた「うどん」を食べ歩き、ストレスとは無縁。この日は母国イタリア代表のチームカラーである青いグラブで登場。「この色が好きだから」と自慢した。岡田監督はこの日も会見を開かなかったが、こんな格安助っ人に救われるとは思っていなかったかも…。【村野森】