<ヤクルト4-4中日>◇31日◇神宮
守道竜が痛恨ドローで、首位巨人に6・5ゲーム差に広げられた。9回、荒木が約3カ月ぶりの3号ソロを放って1点リード。だが、勝利目前のその裏、守備のほころびから必勝継投が崩れた。
締めにかかった山井が、先頭比屋根に右前にポテンヒットを許した。そこからピンチを招き、4番ミレッジを敬遠して2死一、三塁で岩瀬にスイッチした。しかし、頼みの岩瀬も続く5番川端に右前に同点タイムリーを運ばれた。
高木守道監督(71)は怒っていた。矛先は山井でも岩瀬でもなかった。「岩瀬というよりね、あんなもんヒットにしとるようじゃいかんわ。取ってりゃピンチになんかなってないんだ」。比屋根の当たりをヒットにした、右翼松井佑のまずい守備を厳しく指摘。「その前も同じ所に打たれてる。何も考えとらんのや!」。7回にも比屋根の同じような打球を安打にしており、監督の怒りは倍増。適時打を含む猛打賞の活躍だったが、試合後はベンチで1分間の公開説教をするほどだった。
東北での巨人3連戦は2勝1敗と勝ち越したが、1差しか縮められなかった。それだけに、今季唯一負け越しているヤクルト3連戦を、逆転3連覇への正念場ととらえていた。しかも勝てる試合だっただけに、監督も悔いが残ったようだ。「(9回荒木が)打ったって、そこまでに点を取ってりゃ、負けてないんだ!」。後味の悪すぎる神宮の夜。このまま巨人の背中は遠のいてしまうのか。【松井清員】



