右肩腱板(けんばん)炎の損傷から再起し、2軍調整中の中日浅尾拓也投手(27)に3日、「CS切り札プラン」が浮上した。権藤投手コーチが「11日からの9連戦が終わったあたりから(上げるかどうか)考えたい。最初は中継ぎからで、よければ田島やソーサ、山井のところを任せる。本当によければCSも間に合う」と説明。9連戦明けとなる21日からの阪神3連戦にも1軍に招集し、内容次第で従来のセットアッパーや守護神を任せる考えだ。

 浅尾は現在、2軍戦で6試合6イニングを連続無失点に抑えるなど状態を上げている。「少しずつよくなっている」という言葉通り、3カ月半に及ぶ2軍生活で故障を克服。真っすぐも140キロ台後半が出るまでに戻った。だが、同コーチはあえて復帰を急がせたくない考えも付け加えた。「(4日から)上げようとも思ったんだ。でも、今上げてダメなら終わってしまうからね。だから本当によくなってからにしたい」。中途半端では意味がない。帰ってきてほしいのは、万全の浅尾だ。状況次第では、逆転Vの使者になる可能性もある。CS突破、悲願の日本一へ、浅尾の完全復活が待ち遠しい。【松井清員】