ヤジ将軍ならぬ癒やし将軍!?

 ソフトバンク松中信彦外野手(38)が今日29日の楽天戦で左太もも肉離れから75日ぶりに1軍復帰する。「まだダッシュは怖い」と代打起用。1打席勝負以上にこだわりがある。

 「若い選手とコミュニケーションをとったり、声をかけたり。リラックスできるようにしてあげたい。短期決戦はそういうのが大事と思う。若い選手は優勝争いやCS争いを経験していない。横で見ながらアドバイスしたい」

 若手の緊張をほぐし最適な助言を送ることも勝利につながる。ベンチにいる時間が長くなる代打の立場を生かして、元3冠王が癒やし系の“裏方”に回ろうというのだ。本職でチームに貢献するのは言うまでもない。1軍全体練習を終え「相手投手にプレッシャーをかける打撃をしたい」と力を込めた。今季の代打は24度。17打数4安打3打点も「顔」で7四死球を引き出した。

 兄貴分だった小久保に続き、弟分だった阪神城島が引退を発表。「自分はまだ動けるし、王会長にもっともっとと言われています」。打者としてまだ打ち足りない。松中の本能的な渇望感もまた、残り7試合のチームに刺激を与える。【押谷謙爾】