ソフトバンク小久保裕紀(41)が、13日開幕のクライマックスシリーズ(CS)で「お祭り男」になると宣言した。涙の“引退試合”から一夜明けた9日、福岡ヤフードームでの全体練習に参加。「CSは一発勝負だから。みんなお祭り男になると思ってほしい。俺も去年はそのつもりでやった。今年もそのつもり。フリー打撃の感触もいい。勝負できると思うよ」。昨年の日本シリーズでは40歳1カ月の最年長MVP。短期決戦でのポイントは、誰よりも心得ている。

 シーズン打率は2割3分9厘だったが、ファーストステージで対戦する西武投手陣には2割5分7厘と悪くない。特にエース岸を15打数6安打の4割と打ち込んでいる。「2勝したら勝ち上がりやろ。十分に可能性はあるよ。こっちも摂津、大隣、武田。しっかりした投手がいる。ペナントと違って、生きるか死ぬかの勝負や。(オリックス西にやられた)ノーヒットノーランが打線のカンフル剤になることを願ってる」。

 号泣した引退セレモニー後、地元和歌山の関係者と誕生日パーティーを開いた。チームメートの本多、松田のほか巨人高橋由、日本ハム二岡らのビデオメッセージというサプライズプレゼントがあった。「用意してくれた人は泣かそうと思ってたみたいやけど、ゲラゲラ笑ったよ」。次の涙は連続日本一の瞬間まで取っておく。【大池和幸】