<フェニックス・リーグ:韓国・斗山0-5中日>◇9日◇サンマリン

 短期決戦で頼りになるのはやっぱり、この男だ。中日浅尾拓也投手(27)がCSフル回転を誓った。フェニックス・リーグ韓国・斗山戦(宮崎)に登板。1イニングを2奪三振無失点に抑えた。これで4カ月ぶりに1軍復帰した9月17日巨人戦から9試合(11回)連続無失点と好調をキープしている。

 「今日は打者の反応、指のかかりを確認した。僕はペナントで貢献できなかったので、なんとかCSで貢献したい。常に準備ができている状態にしたい」。最速は145キロ。サンマリン宮崎の球速表示はナゴヤドームで普段150キロを計測する武藤でさえ、140キロ台前半。マウンドに上がった投手9人のなかでも浅尾だけが異次元だった。

 今季は右肩の故障もあって出場29試合に止まった。勝ちパターンの終盤は武藤や田島、ソーサら新しい顔ぶれが結果を出した。悔しい思いを晴らす舞台は、もうCSを含めたポストシーズンしか残っていない。

 権藤投手コーチは浅尾の起用法を問われ「勝つか負けるか2つしかないんだから、あとのことは考えない」と言い切る。昨季のMVP右腕がフル回転すれば、竜の逆転日本一もグッと近づく。【桝井聡】