パ・リーグ首位打者のロッテ角中勝也外野手(25)が、「浩二ジャパン」の初陣となる11月のキューバ戦で日本代表に選出されることが濃厚になっていることが10日、分かった。すでにNPBと球団で調整に入っている。

 本来、シーズン終了直後は主力は秋季キャンプに向けてのオフ期間だが、ロッテはこの日、角中が14日から宮崎県内で開催中の秋季教育リーグ「フェニックスリーグ」に参加すると発表。球団側は「まだ若いので場数を踏ませたい」と説明し、角中も「今年いい感触をつかんだし、それを持続させたい」とコメント。だが、約1カ月後に控える代表戦への実戦感覚の維持も目的とみられる。

 11月のキューバ戦は若手主体のメンバー構成になるとはいえ、WBCの代表選出へ大きなアピールの場。独立リーグ出身者では初の首位打者が、国際試合に挑む。