<フェニックス・リーグ:ソフトバンク6-0日本ハム>◇10日◇アイビー

 マッチに自信がよみがえった。右手甲骨折から復帰したソフトバンク松田宣浩内野手(29)が、日本ハム戦に出場し、適時打を含む5打数2安打1打点をマークした。

 「メチャメチャ大きな1試合になりましたよ」と白い歯がこぼれた。13日に開幕する西武とのクライマックスシリーズ(CS)前の最後の実戦。腹痛のペーニャを除く1軍野手16人全員が参加した。復帰後、3試合で12打数2安打だった松田は、より多く打席に立つため1番で出場し、きっちり結果を残した。

 「(右)手は痛くないのに打球が飛ばない」。立花、藤井両打撃コーチに相談し、ビデオを確認した。この日のフリー打撃から、右肩にピタリとつけていたバットの構える位置を頭の方へ約10センチ前にした。「トップの位置がしっかり決まりました。思うような打球が打てるようになりました」。緊急の打撃フォーム改造が成功。2回2死三塁から直球を左翼前へはじき返す適時打を放った。8回には三塁内野安打。右飛、左飛の凡打も本人のイメージ通りの力強い打球だった。

 「右肩乗せ」を一時封印。昨年までのフォームに戻し、万全でない右手をカバーする。骨折する8月1日まで、打率3割を超える打撃でチームを引っ張ってきた。CS突破には欠かせない戦力だ。秋山監督も「いい調整になったな」と目を細める。お祭り男の復活で、CSへ向け、勢いが出てきた。【石橋隆雄】