阪神和田豊監督(50)が10日、大阪市の電鉄本社でオーナー報告に臨んだ。
和田監督が屈辱の1年を猛省した。シーズン終了後のオーナー報告で、借金20で5位という結果を振り返った。チーム低迷は貧打が大きな原因ではあるが、自らも責めた。「勝てない中で、思い切れないところもあった。迷いもあった。チームというのは監督の姿を見ている。そういうところが伝わってしまった」。6月までは勝率5割前後でしのいだが、不振が続く主力選手を信じ続けたことで、チーム状況は悪化。判断が鈍ったことを自覚した。
金本、城島が現役を引退し、チームは転換期を迎えた。中村GMを中心に球団は補強に動いている。和田監督は今季低迷した主力選手にハッパをかけた。「新井(貴)やトリ(鳥谷)に奮起してほしい。2年続けてはいけない。そうなれば、戻すのが大変な作業になる」。新戦力と現有戦力の融合が猛虎復活には必要だ。
来季は3年契約の2年目。この日の報告では、進退問題の話題に発展しなかったが、背水の戦いが求められる。「勝負の世界だから1年1年と思っている。より強い気持ちでやっていきたい」。チーム再建は若手育成だけではない。リーグ制覇という結果も同時に追わなければならない。【田口真一郎】



