<セCSファーストステージ:中日6-1ヤクルト>◇第1戦◇13日◇ナゴヤドーム
情報戦に勝って、試合に敗れた。先発を館山と読んだ中日打線は7番に左打者の堂上剛を入れる「対館山」打線を組んだ。だが、肝心の先発した石川雅規投手(32)が粘り切れない。和田の本塁打は先頭のブランコに四球を出した直後だった。「初回から飛ばしていくつもりで行きました。ブランコへのフォアボールが全てです」と言った。
予告先発がないCS。石川、館山、村中、赤川、ロマンの5人は10日の練習から全員でブルペンに入り、全員で出てきた。投球練習のルーティンを隠す、情報戦の始まりだった。初戦の先発は今季12勝の勝ち頭館山ではなく、8勝11敗の石川を選択。石川は5日の阪神戦で8回無失点と好投していた。荒木チーフ兼投手コーチは「前回のピッチングでこっちにも手応えがあった。周りにはタテ(館山)という声もあったが、うちにとってはどちらにしても同じ」と、決断の背景を説明した。中日からすれば奇襲となった一手は、実らなかった。
打線は、前夜から中日先発を中田賢と読んで対策を練ったが、5回無失点に封じられた。小川淳司監督(55)は「今日はフォアボールを出した時に、全部失点につながった。反省しても後がないので、コメントはない。今日のことは一切コメントしないです。明日頑張るしかない」と言った。敗れれば後がなくなるのがCS第1ステージ。厳しい局面を打開していくしかない。【前田祐輔】




