1軍に昇格する中日今中慎二投手コーチ(41)が若手投手陣にウイニングショットを習得させる。10月31日、ナゴヤドームで新コーチ陣による初のスタッフ会議を終えて「決め球を早く磨かんと、しんどい」と注文。今季1年目で56試合に出場した田島を引き合いに出し「今年良かったのはスプリットがあるから。まっすぐは、いずれ衰えるんだから」と続けた。自身も代名詞スローカーブを武器に、球界を代表する左腕となった経緯があり、決め球の習得を若手投手の必須科目にする。11月7日からの阿久比キャンプは、ハードメニューで鍛え上げる。「休みは取らん。とことんやる。足を休ませることはない」と話した。