日本ハム小谷野栄一内野手(32)が今日12日、右肘の手術を視野に入れ札幌市内の病院で精密検査を受けることが11日、分かった。08年オフにも右肘の関節変形性関節症と診断され、骨棘(こっきょく)除去の手術を受けている。今季は開幕前から右肘の状態が悪く、度重なる痛みに苦しんでいた。小谷野は「前より少しひどそうだから、ちゃんと治したほうがいいと思っていた」と話しており、近日中に手術を受けることになりそうだ。

 来季を万全な状態で迎えるために「(来年2月の)春季キャンプからキャッチボールは出来るように、手術を受けるなら早めにと思っている」。手術となれば出遅れは否めないが、沖縄・名護でのキャンプを見据えて、これまで前向きに検討を重ねてきた。正遊撃手の金子誠も手術が決まっており、正二塁手の田中が海外移籍を表明。2連覇が懸かる来季も強固な内野を維持するために、早めの治療でパフォーマンスのさらなる向上を目指す。