手応えのある1球だった。楽天片山博視投手(25)が18日、岡山・倉敷キャンプでシート打撃に登板。2人目の小関をカウント2-2と追い込んだ。5球目は外に落ちるチェンジアップ。タイミングを狂わし、捕邪飛に打ち取った。「イメージ通りでしたね。一番良かった」と笑顔を見せた。今秋からチェンジアップの握りを微調整。球の抜けが良くなった。打者5人に投げ、許した安打は藤田の二塁打1本だけだった。
取り組みの成果が出てきた。10月に宮崎でのフェニックスリーグに参加。本来は中継ぎだが、首脳陣の方針で先発にまわった。「中継ぎだと力いっぱい投げすぎて、上下のバランスがばらばらだった。先発をやって、力みなく投げることを思い出しました」と収穫あり。久しぶりに真っさらなマウンドに上がり、投球の基本に立ち返った。
長身左腕の期待値は常に高い。だが、今季は勝負どころで打たれる場面が目立ち、星野監督の信頼を得られなかった。2軍落ちも経験。一時はサイドスローを試したこともあった。前西武星野、前巨人金刃ら左腕の加入で、立場は厳しくなっている。それでも「成長できるチャンスと思ってやってます」。前向きに、ひた向きに、取り組んでいる。【古川真弥】



