プロ野球セ・パ両リーグは19日、ベストナインを発表し、パ・リーグ優勝の日本ハムからは吉川光夫投手(24)、鶴岡慎也捕手(31)、田中賢介内野手(31)、糸井嘉男外野手(31)が選ばれた。

 勲章を手にしたことで、ますます来季へかける思いは強くなった。自身初めてベストナインに選ばれた日本ハム吉川は「リーグを代表する素晴らしい投手がたくさんいる中で選んでいただき、本当に光栄に思います。でもまだ1年やっただけ。来年も同じように結果を出さないと」と、気を引き締めた。

 最優秀防御率(1・71)のタイトルを獲得し、14勝5敗とチームのリーグ制覇に大きく貢献。だが今季の活躍は、真のエースに成長するための第1歩でしかない。「まだまだやることはある。レベルアップしなければ」。現状に満足せず、さらに高みを目指す。

 現在は左肩、肘に炎症を抱えているため、ノースローでのトレーニングを続けている。「この時期に無理して悪化させないように。しっかりと準備をしていきたいです」。はやる気持ちを抑え、来季を見据えている。