ニュー守護神は「超速仕上げ」で勝負!!

 来季のクローザーに指名された阪神久保康友投手(32)が、例年よりも早い仕上がりぶりを明かした。22日は甲子園クラブハウスで5時間、自主トレを実施。充実した表情で現状報告をした。

 「女子プロ野球と試合をするために、2回くらい、キャッチボールをした。せっかくキャッチボールを始めたのに、やめるのも…。やめて、また(肩を)作るのも面倒ですし。形はキャッチボールでも、自分のなかでは下半身作りですね」

 これもリリーフエースの大役を担う責任感の表れだろう。例年なら元日に地元・奈良でキャッチボールを開始するが、今オフは1カ月近く前倒しした。15日、女子プロ野球選手とのチャリティーマッチに登板。準備のためにキャッチボールを始めて以来、下半身強化の意図を込めて投球を継続。来年の守護神は着々と土台を築いている。

 今オフの強化テーマは一貫しており、久保は「より強い体をつくること」という。先発は登板後に中5、6日の回復期間を与えられるが、救援投手は違う。連投に耐えられるタフな肉体が必要だ。「(調子の)波が許されないところ。少々、疲れていても常に打者が150キロくらいに感じられるのが理想」と続けた。1年間、状態をキープすることが大切。いまはエネルギーを蓄えている状況だ。早い仕掛けで、新ストッパー誕生の下地を整える。【酒井俊作】