阪神入りが決まった福留孝介外野手(35=ヤンキースFA)が来年1月上旬に入団会見を行うことが26日、分かった。同7日の球団の仕事始めを待たずに、超異例の新春会見となる。和田豊監督(50)も出席予定。おとそ気分が抜けない時期に、待望の新戦力が、背番号8のタテジマ姿をお披露目する。

 猛虎の13年は「福留」で始まる。阪神入団が決定した新戦力のお披露目会見が、新春早々に大阪市内の高級ホテルで行われることが決まった。球団首脳は「年明け早々に、という段取りで進めている。めでたいことだし、早くやったほうがいい」と見通しを話した。

 新年が始まり、まだ間もない。入団会見の時期としては、超異例だ。世間は、三が日が終わり、さあボチボチ仕事や~という雰囲気だろう。おとそ気分が、まだまだ抜けない。7日に予定される球団の仕事始めを待たずに、福留が所信を表明することになる。

 異例の日程は師走決着が生んだ産物だ。福留は米球界残留も視野に入れながら移籍先を選定してきた。その後、DeNAとの国内争奪戦に進み、前日25日に阪神入団を決断した。年末に届いた吉報とあって、年内に入団会見を行うのは厳しかった。一方で、1月に入ると、自主トレが本格化する。ファンに1日でも早くお披露目したい思惑もあり、年明け早々で落ち着いた。

 会見では、西岡と同様にVIP待遇で門出を祝う予定だ。和田監督がスケジュールを空けて出席する方向。福留獲得については、現場から強い要望があった。指揮官が待望してやまなかった男と初対面で期待の言葉を贈る。背番号も「8」で決定。中村GMはこの日「担当者が浅井に根回ししている」と認めた。背番号の調整も進んでいる。新春のめでたい晴れ舞台をタテジマ姿で迎える。

 福留は阪神入りを決断した際、心境をこう激白している。

 「最後の決め手はやはり甲子園球場でプレーするということ。高校野球、社会人でプレーした関西、そして甲子園でもう1度やりたいという気持ちでした」

 藤浪のドラフト1位指名に始まった今オフの大補強は、西岡、コンラッドと続き、福留が締めくくった。この日、大阪市内の電鉄本社で取材に応じた坂井オーナーも吉報に声を弾ませた。「外野守備の素晴らしさ、大きな期待感がある。打撃は言うまでもなく素晴らしい」。逆襲のヒーローは、これで出そろった。新春に響く福留の第一声が今から待ち遠しい。